とある五反田のビル

20年ほど前、不思議なご縁で近くの貿易会社から給与と経理の特注ソフトを作って欲しいと依頼されました。

当時の当社の実力や人手不足等々の状況では困難だと判断し、お断りしました。

不思議なことに、あっさりと決断してお断りしました。

数年後、その会社のビルは封鎖され、財務省所有との看板が立っていました。

まだ、築10年未満のビルです。

しばらくすると、今度は「東京地検 分室」との看板に変わり、2年ほど使われていましたが、また財務省所有との看板に変わりました。

そして最近、「競売物件」の看板に変わり・・・

買い手が決まったからでしょう、解体が始まりました。

結局、このビルは数年しか使われないで解体です。

もったいない話です。

そもそもの給与と経理の特注ソフト、もしも受注していたら貿易会社と運命を共にしていたかもしれませんね。

経営者には「運」が必要と言われることが有りますが、まさしく運が良かった。